Googleは風俗サイトをどう考えているのか?

SEO

2023.05.22

検索を利用したWEB上のマーケティングは、Googleのアルゴリズムにより成果が大きく左右されます。

日々進化し続けるGoogle検索において、風俗サイトがどのように扱われているかを語っていきます。

基本的な風俗系サイトの扱われ方

一般サイトと風俗サイト

Googleは一般サイトと風俗サイトを明確に区別しています。

単純な違いは、Google広告を出せるか出せないか、で判別できます。

風俗サイトは広告掲載の対象にならないので、検索をしても風俗サイトがGoogle広告として出て来ることはありません。

(厳密には、出稿は出来るが短時間で広告が無効・不承認となる)

Google検索でも広告でも同じ扱い

Google検索であっても、風俗は別枠として扱われています。

これに関しては「Google 検索のコンテンツ ポリシー」の「性的描写が露骨なコンテンツ」で解説されています。

ただ、解説は概要に過ぎず、具体的な指定や条件などは書かれていません。

そのため、ユーザーに知らされなくても検索結果に表示される条件が変わっていることがあります。

例外的風俗コンテンツ

風俗関連のページであっても、ニュースや社会問題の場合は風俗とはみなされない模様です。

日本社会の貧困問題と風俗は密接なかかわり合いがありますが、これらの問題をメインで扱うサイトは一般サイトに入ります。

勿論Google検索にもグレーゾーンは存在し(Googleの判断ミス)、意図と違うカテゴリーに入ることはありますが、商業的な成功を考えると風俗サイトが一般サイトを偽装するメリットはないと言えるでしょう。

最近のGoogle検索での変更

店舗名検索

「店舗名検索で店舗が表示されなくなった」という相談を受けることが増えました。

これまで(例えば)「新宿ドラゴン」の検索で店舗が1位に表示されていたのに、現在は完全に圏外になってしまった、というものです。

「新宿 風俗」(地域×風俗)では表示されるのに「新宿ドラゴン」(店舗名)では表示されないという問題です。

アダルトへの締め付け

これは風俗・アダルトサイト全般への締め付けの一環と捉えることができます。

Googleは検索における風俗系サイトの機能を、ゆっくりと制限していっています。

これが今回は店舗名にまで及んで来ているといえます。

(店舗名検索への対応策は、別のコラムに記載する予定です)

風俗・アダルトサイトのこれまでの制限

風俗サイトは「Google検索の機能が制限されている」と考えてよいと思います。

例を挙げて解説します。

Google広告

前述のように、Google広告で風俗店を出稿することはできない状況です。

実は2018年頃に、一時的に解禁されていたことがありました。

しかしその後、不承認が相次ぎ、結局再開されないままとなっています。

検索ボリューム

キーワードプランナーでの検索ボリュームも、風俗系は表示されなくなりました。

(試しにこのテキスト執筆時にも行いましたが、やはり表示されませんでした)

SEOドラゴンではかつて表示されていた頃のデータを保持しておりますが、検索ボリュームは変化していくので、あくまで参考データと考えています。

構造化データ

そのページやコンテンツが何であるかをより詳しく伝えることが可能となるのが構造化データです。

構造化データが実装されていると、検索エンジンがコンテンツをより理解しやすくなります。

記事・カルーセル・イベント・よくある質問など一般サイトに実装可能な構造化データは多くありますが、風俗サイトではパンくずしか認識されない仕様となっています。

Google広告には抜け道がある?

Google検索では一般サイトと風俗サイトをはっきりと区別していることを、例を挙げて記載してきました。

しかし、Googleによる区別が当てはまらない事例も存在しています。

「AV女優募集」の広告

「AV女優募集」で検索すると、AVプロダクションのサイトがGoogle広告に表示されます。

これはアダルト系を規制するというGoogleの建前とは明らかに違うものです。

当時SEOドラゴンでもAVプロダクションの広告を受注していたのですが、不承認を受けるようになり、最終的には広告出稿ができなくなりました。

Googleに電話をして確かめてみた!

Googleが条件などを変更したことでアダルト系の広告を出稿できなくなるのは仕方がないのですが、ライバルサイトが表示されていることが疑問でした。

そこで、Google広告に電話をして担当者に確認してみました。

Google広告担当者の話

Google広告に電話をかけ、アカウントを開示し、状況を調べてもらいました。

Google担当者が広告システムを調べた上での返答を記載します。

・SEOドラゴンが出稿しているサイトは明らかにポリシー違反

・今後もこのサイトが承認されることはないと断言できる

・ライバルサイトもポリシー違反だと思われる

・ただしポリシー適用には時間差があるので、すぐにライバルサイトが不承認になるとは限らない

・必要であればフォームから通報して下さい

とのことで、その時点では話の筋は通っていました。

アダルト系広告のその後

それから1年以上経ちましたが、現在でも「AV女優募集」で広告は表示されています。

勿論広告の表示にもノウハウはあり、その代理店の技術が高いともいえます。

(不承認になったら、別ドメインに同一コンテンツを実装し、新規で広告を申請するなど)

システムによる判断であっても、グレーゾーンの抜け道はあるので、広告に限らず例外的な表示はあり得るといえます。

(ちなみに問い合わせたのは1年数ヶ月前であり、現在はこの時のようにすぐには調べてくれない問い合わせシステムに変更されています)

まとめ

Googleのアルゴリズム全般が風俗系に厳しくなるようにゆっくりと変更されつつあります。

(かつてのGoogle広告のように、急に制限が撤廃されることもまれにあります)

しかしその状況でも、常に検索での打開策は存在しています。

弊社ではGoogleのアルゴリズムを確認しつつ、そのサイトに最適なSEO施策を提案しております。

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